一貫性を持った人材フロー戦略

business-graphics-1056968

一貫性と人材フロー戦略は連動させる

前記事「組織人事戦略において最も大切なこと」では一貫性の重要性について述べました。そして、一貫性と人材フロー戦略とは連動させることが重要です。つまり、一番最初に決めるべき会社の方針や人材マネジメント方針などは、人材フローの考え方に基づくものであるべきです。

では人材フローとは何か。
これは難しいものではなく、「人の出入り」です。人がどのように入ってきて、どのように異動したり昇進したりを経て、最終的にどのように出て行くのか、というものです。そしてこれは最初にイメージするべき会社の設計図となります。ビジョンもミッションも決まっておらず、事業もはっきりしていない状態で人材フローを考え尽くすことは難しいので、これをFIXさせるタイミングというものがあります。停滞している日本の企業では、人材フローがあまり考えられていないが故に上手くいかない、というケースが多くなっています。
ビジョン、ミッションについてはコチラを参照

組織の形と人材フロー戦略の考え方

昨今、フラット型組織やネットワーク型組織などのような組織の形が取りざたされることがあります。それらは概念として存在しますが、基本的に組織とはピラミッドです。社長が10人もいる、といった会社は(多分)無く、基本的にはトップが一人で、順番に大きくなっているのです。このピラミッド=三角形をどう作っているのか、という考え方が人材フロー戦略なのです。

人材フロー戦略には様々な考え方があります。
基本的に新卒採用を行い、新卒で入った社員を大切に育て上まで行かせる、という考え方の企業もあれば、新卒採用はほとんど行わずに中途採用を積極的に行う企業もあります。採用という一点に限っても、全く異なる人材フロー戦略を採用する企業があるのです。

また、人材フロー戦略において退職率をマネジメントすることは重要です。「ずっと我が社に居てください」と言いつつも、実際は三角形にするために、外科手術的リストラを行ったり、子会社へ出向させたり、といったフローを採り、本体だけは三角形を保っているといった企業は少なくありません。

ページ:

1

2
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

話題の記事

  1. business-graphics-1236336

    何を評価対象にするか

    収集すべき情報とは 分不相応な採用をするためには、フォローが重要であり、さらにその…
  2. directions-1055915

    キャリアの基本とトランジション(転機)

    古典的キャリア理論 古典的なキャリア理論の考え方。それは、「早く自分の志向を認識し…
ページ上部へ戻る