意欲と4つのモチベーションリソース

4つのモチベーションリソース

人間には性格、能力、志向という3つの側面が存在します。
これまで性格や能力に近いことを述べてきましたが、最後に志向に関して述べていきます。志向とは好き嫌いや価値観などを意味しています。

人間には組織型、仕事型、職場型、生活型の4つのモチベーションリソースあります。働く人のモチベーションを考える時にここにある4つのパターンのうちどれが1つに分類されます。

組織型とは自分が所属している組織にコミットして、会社が有名になることが嬉しい、自分が好きな組織の中で出世することが嬉しい人です。そういう部分にモチベーションリソースがある人が組織型です。

仕事型とは、どこに所属しているとかではなく、仕事自体の面白さにモチベーションの源、やる気の源がある人です。

職場型とは何をやるかというよりも誰とやるかというタイプの人です。日本人は半分以上が職場型のモチベーションといわれています。したがって、組織や上司の評価、仲間との協働の喜びなどがやる気につながっていきます。

最後の生活型は、仕事や組織、職場などの会社由来のものではなく、それによって自分の生活が豊かになることを重視している人です。ワークライフバランスという言葉がありますが、その中でライフを中心に捉えている人が生活型に分類されます。

モチベーションリソースに沿った口説き

モチベーションリソースを4つに分類する理由は、候補者を口説く際のアプローチ方法が4つのパターンによって変化するからです。例えば、組織型の人に対しては新聞や雑誌の切り抜きを見せることが効果的です。なぜなら「この会社はこんなふうに社会から評価を受けています」と見せることで、その会社に入りたい動機に繋がっていくからです。

仕事型であれば、企画書を見せたりインターンに参加させることが効果的です。職場型であれば社内イベントや飲みに行くことが有効です。生活型の人に対しては、福利厚生などをアピールすることが大切です。

3行まとめ

達成意欲よりも活動意欲に注目する。
人間には組織型、仕事型、職場型、生活型の4つのモチベーションリソースがある。
候補者を口説く際のアプローチ方法が4つのモチベーションリソースによって変化する。

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人事採用・組織化研究所

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投稿者プロフィール

【監修】曽和 利光
株式会社人材研究所 代表取締役

■略歴--------------------------------------
1995年
京都大学教育学部教育心理学科卒業後、株式会社リクルート入社、人事部配属人事コンサルタント、人事部採用グループゼネラルマネジャー等を経験
2009年
ライフネット生命保険株式会社、株式会社オープンハウスで人事部門責任者
2011年
株式会社人材研究所(Talented People Laboratory Inc.)設立代表取締役社長に就任、現在に至る

■お問い合わせ---------------------------
組織人事、人材育成、組織開発などに関するご相談は、人材研究所までご一報ください。
株式会社 人材研究所

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