文化によるマネジメントとは

強い文化を作るには

では、強い文化を作るためにはどうすれば良いでしょうか。波頭氏(マッキンゼー出身コンサルタント)が提唱する「4SプラスCのフレーム」という組織形態があります。これによると、組織を三角形と考えた時の頂点には“Strategy”(事業戦略)が存在しています。そして底辺には“Culture”(文化)が存在しており、それに触れているのが、“System”(制度・ルール)“Structure”(組織構造)“Staffing”(人材)の「触れる3S」です。文化とは抽象的な存在ですので、直接触れて変化させることはできません。しかし、文化に影響を与える、“System”“Structure”“Staffing”を変化させることで、間接的に文化を維持・変化させることができます。

そのため、「自社は明日から○○の文化にします」と言ったところで意味がありません。そうではなく、その文化によって期待する行動を産みだすような改善策を、「触れる3S」の観点から考える必要があります。例えば、求める人物像を変えること、組織構造をAからBに変更してみる、新たな制度・ルールを作ること、などが挙げられます。

3行まとめ

目的や職種の特徴によって「行動」「結果」「文化」のどれでマネジメントしていくか変化する。
文化に沿って従業員が行動することが、自然と顧客の欲求に適応していく。
“System”“Structure”“Staffing”を変化させることで、間接的に文化を維持・変化させることができる。

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人事採用・組織化研究所

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投稿者プロフィール

【監修】曽和 利光
株式会社人材研究所 代表取締役

■略歴--------------------------------------
1995年
京都大学教育学部教育心理学科卒業後、株式会社リクルート入社、人事部配属人事コンサルタント、人事部採用グループゼネラルマネジャー等を経験
2009年
ライフネット生命保険株式会社、株式会社オープンハウスで人事部門責任者
2011年
株式会社人材研究所(Talented People Laboratory Inc.)設立代表取締役社長に就任、現在に至る

■お問い合わせ---------------------------
組織人事、人材育成、組織開発などに関するご相談は、人材研究所までご一報ください。
株式会社 人材研究所

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