文化マネジメントを行う上で注目すべき点とは

愛社精神とは

もうひとつの求心力施策に「愛社精神」と言われるものがあります。
それは
① 認知度
② 恩義度
③ 共有度
④ 共感度
以上、4つの要素で構成されています。

1つ目は認知度です。「知るは愛に通ずる」と言われることわざがあります。これは、お互いを知れば知るほど愛着が湧いてくることを示しています。そこで、例えば「同僚がプライベートではどんなことをしているのか」や「自分の部署の部長はどんなタイプの人か」といった様々な情報に対して相互理解をしていくこと。これが愛社精神を産む1つの要素です。

2つ目は恩義度です。返報性の法則というものがあり、人間は愛されるからこそ愛する生き物です。そこで愛社精神を高めるために、自分から社員に対して好きだと言います。すると、社員は会社に対して「自分を大切にしてもらった」という恩を感じます。これは「重要感」と表現することもますが、この重要感をどのように醸成するかがポイントです。

3番目の共有度とは、自分と周囲との共通点です。同じ志向や、共通の経験をして一体感を味わったことなどが共有度に当てはまります。

4番目の共感度とは、同じ方向を向いていることを示しています。共有度が「同じ点が多いこと」を指しているのに対して、共感度は「自分についてではなく、対外的なもので共有できるものがあること」を表しています。例えば、先ほど述べたVision、Mission、Valueなどの目指すゴールが同じものなどが該当します。

3行まとめ

人事の戦略を考える時に、最も重要なことは組織の三角形を構築すること。
“Vision”、“Mission”、“Value”の3つを定めることが、文化マネジメントを行う上でのベースとなる。
認知度・恩義度・共有度・共感度の4つによって、愛社精神を構築する。

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人事採用・組織化研究所

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投稿者プロフィール

【監修】曽和 利光
株式会社人材研究所 代表取締役

■略歴--------------------------------------
1995年
京都大学教育学部教育心理学科卒業後、株式会社リクルート入社、人事部配属人事コンサルタント、人事部採用グループゼネラルマネジャー等を経験
2009年
ライフネット生命保険株式会社、株式会社オープンハウスで人事部門責任者
2011年
株式会社人材研究所(Talented People Laboratory Inc.)設立代表取締役社長に就任、現在に至る

■お問い合わせ---------------------------
組織人事、人材育成、組織開発などに関するご相談は、人材研究所までご一報ください。
株式会社 人材研究所

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