求める人材を効果的に採用するには

求める人物像を作る際の注意点

採用するときに、MUST条件は最小限にすることが鉄則です。求める構成要素の条件を多くしてしまうと、対象が狭まってしまいます。例えば、条件を多く設定した結果、バランス力のあるバランサーばかり集まってしまい、多様性が失われることで変化に対する対応力を失ってしまいます。そのため、育成することで培うことができる能力であれば、採用時にその能力がある必要はありません。したがって、採用担当者が注目すべき点は、育てられる能力か否かを判断することです。ある種の能力には臨界期が存在します。臨界期とはある年齢を過ぎると獲得できなくなる時期を示します。臨界期が存在する具体的な能力としては、性格などが挙げられます。このような本質的に育成可能な部分と不可能な部分を見極めることが重要です。そしてこの後に育成スピードと育成機会を考慮します。仮に「3カ月以内に活躍することを条件とする」場合は採用の条件に含めます。しかし、育成する機会が自社になければ採用の条件に含めてはいけません。

以上3つの要素に注意して、できるだけMUST条件を最小限にすることが大切です。

3行まとめ

バランスの良い人材ポートフォリオを策定する。
エグゼクティブ人材・マネジメント人材・プロフェッショナル人材・オフィサー人材のそれぞれに合った方法で採用する。
MUST条件を最小限にすることが鉄則。

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人事採用・組織化研究所

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投稿者プロフィール

【監修】曽和 利光
株式会社人材研究所 代表取締役

■略歴--------------------------------------
1995年
京都大学教育学部教育心理学科卒業後、株式会社リクルート入社、人事部配属人事コンサルタント、人事部採用グループゼネラルマネジャー等を経験
2009年
ライフネット生命保険株式会社、株式会社オープンハウスで人事部門責任者
2011年
株式会社人材研究所(Talented People Laboratory Inc.)設立代表取締役社長に就任、現在に至る

■お問い合わせ---------------------------
組織人事、人材育成、組織開発などに関するご相談は、人材研究所までご一報ください。
株式会社 人材研究所

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