組織人事戦略において最も大切なこと

変わるものはなにか、変わらないものはなにか

合わせるべき一貫性の軸足は事業戦略でも、理念でも、経営者の考え方や価値観、組織メンバーの価値観の集合体などでもよいでしょう。大切なことは、どれが変わるもので、どれが変わらないものなのかを考え、一貫性を持つことなのです。

軸足の置き方は自由なものの、組織は戦略に従うということが基本であり、事業戦略にその軸を置くことがスタートアップにおいては特にスタンダードです。注意しなければならないのは、創業期においてはオーナー、経営者らの価値観が強く表層化するものです。しかし事業は、3年後、5年後に全く変わっているかもしれない。つまり、人材マネジメントを行うにあたって、今の事業に最適化しすぎないことが重要になります。

変化が激しい現在において、IT業界など特に事業戦略が移り変わっていく分野においては、Aだと言ったと思ったらB、Bと言ったと思ったらC、といったように経営はどんどん移ろいでいきます。その移ろう事業戦略を軸足とすると従業員は右往左往することとなってしまいます。ですので、事業戦略ではなく、経営者の考え方や価値観といった不変性があるものを軸とした方が一貫性を持ちやすいでしょう。

ページ:
1

2

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
人事採用・組織化研究所

人事採用・組織化研究所

投稿者プロフィール

【監修】曽和 利光
株式会社人材研究所 代表取締役

■略歴--------------------------------------
1995年
京都大学教育学部教育心理学科卒業後、株式会社リクルート入社、人事部配属人事コンサルタント、人事部採用グループゼネラルマネジャー等を経験
2009年
ライフネット生命保険株式会社、株式会社オープンハウスで人事部門責任者
2011年
株式会社人材研究所(Talented People Laboratory Inc.)設立代表取締役社長に就任、現在に至る

■お問い合わせ---------------------------
組織人事、人材育成、組織開発などに関するご相談は、人材研究所までご一報ください。
株式会社 人材研究所

この著者の最新の記事

関連記事

話題の記事

  1. business-graphics-1236336

    何を評価対象にするか

    自己開示で心を開いてもらう 面接というのはある意味で異常な場です。パっと会ったばかりの…
  2. directions-1055915

    キャリアの基本とトランジション(転機)

    人材フロー戦略における優先順位 様々な人材フローを考えるにあたって、その優先順位づけは…
ページ上部へ戻る