補完関係による有効なチーム編成

異なる考え方を理解するには

当然ながら、拡散性が高い人と保全性が高い人といった真逆の性格の人が同じチームに編成される場合も存在します。正反対の考え方を持つ人同士が共に仕事をすることは非常に居心地の悪いことだと思います。しかし、そんな時には「色々な種類の人間がいるな」とお互いを認め合うことが大切です。なぜなら、そうした相互理解が愛着や信頼に繋がっていくからです。「○○さんは受容性の高い人だから次にこんな行動を取るだろうな」と相手の性格を知っているからこそ次の行動が予測できます。もともと同質性が高い人同士が仲良くなる理由は、相手の行動が予測できるからです。そして、信頼とは行動の予測可能性が高いことです。

その時に能力と意志のどちらに帰属させるのかが注目すべき点となります。なぜなら、仕事で何か問題があった時に、能力と意志のどちらに帰属させるかで捉え方が変わってきます。例えば、部下がミスをした原因が部下の能力不足であると考えた場合には「仕方がないな」と思うことができます。しかし、ミスした原因が意志によるものと帰属した場合には「もう少し考えて行動しろ」と捉えてしまいます。

したがって、性格も1つの能力であると考えましょう。すると、「あいつはああゆうやつだから」と怒りが収まり、相互理解が深まります。

3行まとめ

チーム編成をバラバラに組み合わせることと補完することでは、全く意味が異なる。
補完関係にあるチーム編成をすることで、ストレス耐性とパフォーマンスが高まる。
能力ではなく意志に帰属意識を持ち、相互理解を深める。

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人事採用・組織化研究所

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投稿者プロフィール

【監修】曽和 利光
株式会社人材研究所 代表取締役

■略歴--------------------------------------
1995年
京都大学教育学部教育心理学科卒業後、株式会社リクルート入社、人事部配属人事コンサルタント、人事部採用グループゼネラルマネジャー等を経験
2009年
ライフネット生命保険株式会社、株式会社オープンハウスで人事部門責任者
2011年
株式会社人材研究所(Talented People Laboratory Inc.)設立代表取締役社長に就任、現在に至る

■お問い合わせ---------------------------
組織人事、人材育成、組織開発などに関するご相談は、人材研究所までご一報ください。
株式会社 人材研究所

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