選考プロセスを改善するには

プロモーション方法

PULL型プロモーションを設計する上で、まず自社に興味を持ってもらう必要があります。そのため、まずは一般的に好まれる要素などで学生の興味・関心を惹きます。その次にRJP(Realistic Job Preview)を候補者に伝えます。RJPとは企業のリアルな現実を、いい面も悪い面も含めて伝えることです。この流れで、プロモーションを行い除々にRJP度を高めることが大切です。

興味を持ってもらう方法の1つとして挙げられるのは、志向や定義の抽象化を行うことです。これをすることで相手の発言と自社の特徴が結びつく可能性が広がります。例えば、「野球をやりたい」と発言した人がいるとします。その人に野球をやりたい理由を抽象的なレベルで考えさせます。その結果、「野球は分業が発達したスポーツで、役割に応じたポジションがあるからです」と答えたとします。その理由は野球だけでなく、ラグビーやサッカーも当てはまります。このように、定義や志向を抽象化することで適用範囲を増やすことができるので、自社に興味を持ってもらえる可能性が上がります。

PUSH型プロモーションは、
① 内定者や新人からのリストアップ。
② OB・OG訪問
③ 学内説明会
④ 学生団体・イベント(ビジネスプランコンテスト)協賛
以上、4つの母集団から形成するのが基本的な方法です。

この他に「準ハンティング的母集団」というものがあります。その中に存在するのが、途中辞退者です。辞退者とは能力が高い人が多いです。一般的に辞退者・合格者・不合格者の順番で優秀だと言われています。そして、辞退者とは断った会社に対する引け目を感じている人が多いです。そのため企業が声をかけると、動いてくれることが多いのです。下手をすると内定者よりも動いて優秀な集団を紹介してくれます。したがって、内定者だけでなく辞退者からもリストアップするのもポイントです。

3行まとめ

選考プロセスを改善することは、大きな成果につながる。
PULL型プロモーションは、自社に興味を持たせてからRJPを高める。
内定者だけでなく、辞退者も重要な母集団。

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人事採用・組織化研究所

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投稿者プロフィール

【監修】曽和 利光
株式会社人材研究所 代表取締役

■略歴--------------------------------------
1995年
京都大学教育学部教育心理学科卒業後、株式会社リクルート入社、人事部配属人事コンサルタント、人事部採用グループゼネラルマネジャー等を経験
2009年
ライフネット生命保険株式会社、株式会社オープンハウスで人事部門責任者
2011年
株式会社人材研究所(Talented People Laboratory Inc.)設立代表取締役社長に就任、現在に至る

■お問い合わせ---------------------------
組織人事、人材育成、組織開発などに関するご相談は、人材研究所までご一報ください。
株式会社 人材研究所

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